エド&リーのブログ

ライター&ほぼシングルマザーの雑記。Instagram:edoleekikakuもどうぞ。

彼女の涙と、名無しさんの名言

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今日は小学校が代休だったので娘の七五三参りに行ってきた。

天気予報は何日も前から大荒れの予報でガッカリしていたが、自称晴れ女の私の念が通じたのか、雨に降られることなく無事終えることができた。

娘が二十歳になる頃にはもう成人式なんてないかもしれないけど(ていうか私も行ってないんだけど)、次にこうしてきちんと着物を着るのは、娘の今の年齢の倍以上先なのかと思うと、なんだか寂しいというか、何かポツンと置いてけぼりにされるような気持ちになった。

ということで、今日は子どもの節目の日にちなんで(?)私が日々子育てをしていて思っていることというか、自分なりの子育て論的なことについて書いてみようと思う。

彼女の涙

と、その前に、今日少し心に残った情景があったので、そのことについて先に書いておこうと思う。

今日神社に行った時、すでに先にご祈祷は始まっていて、私たち家族はその次の回のご祈祷を受けることになっていた。少し待ち時間があったので、その間に写真を撮ったりしていたのだが、私たち以外におそらく戌の日か何かで安産祈願に来たのであろう、マタニティマークをバッグに付けた女性と、その夫と思われる2人が自分たちのスマホで神社を背景に自撮りをしようとしていた。

我が家はもう到着早々に見知らぬおじさんに図々しく声をかけ集合写真を撮ってもらっていたので、自分も撮ってもらいたいとかいう下心もなく、私はなんとなく親切心からその夫婦と思われる2人に駆け寄り、「よかったら撮りましょうか?」と声をかけた。

男性の方はちゃんと見てなかったのでよく覚えていないが、女性の方は私よりは年下だろうけど、30歳はとうに過ぎてそうな感じの人(失礼やな…)で、「ありがとうございます」と嬉しそうにしてくれていた。

我ながら「いいことしたな…」と自己満足に浸っていたが、よくよく考えると、果たして仮面夫婦で離婚予定の死神あるいは厄病神のような私が幸せそうなあの二人の記念写真などを撮影してよかったのだろうか…という疑念に駆られたのだった。

でも、私は2人の子ども共にトラブルに巻き込まれながらも、出産自体は超安産で、変な言い方だが息子も娘も欲しいと思ったとたんに授かることができた。なのできっと大丈夫だ。彼女はきっと元気な赤ちゃんを産むだろう…と自分に言い聞かせた。

そして私たち一家と、その夫婦の2組でのご祈祷が終わり、帰ろうとした時、さっきの彼女が神社の入り口で立ちすくんだまま涙を流していたのが見えた。

これは完全に私の推測でしかないのだが、おそらく彼女は子どもを授かるまでに時間がかかったのか、つわりが酷かったのか、安定期に入るまでに色々な不安があったのか、とにかくこれまでに何かしらあって、ようやく今日こうして安産祈願にやってこれたことに深い喜びを感じていたのだろう。

彼女は泣いていたし、マスクをしていたので表情の全てが見えたわけではなかったけれど、彼女のその泣いている姿はとても美しかった。

ご祈祷の時に神主さんが住所を読み上げるので、その人たちが同じ沿線に住む人であることはわかったが、どうか無事に出産をし、幸せな家庭を築いていって欲しいなと思った。

そしてそんなことを想う自分も歳をとったなと思った。なんかもう…おばあちゃんじゃん(笑)。

まぁぶっちゃけ産んでからの方が死ぬほど大変なので、彼女も数年後には私みたいな鬼軍曹になってしまうかもしれないけど、なんだかあの時の彼女には混じりっけのない純粋な祈りや願いのような気持ちがあるように見えて、本当に美しかった。

夫よ、ちゃんと彼女を支えてやるんだぞ。酒になんて走ったら絶対に許さないゾ。

答え合わせの子育て

長くなってしまったが、ようやく本題に入る。

私の生い立ちについて書こうとすると、絶対に別居の話のようにシリーズ化してしまうので今日はあまりその辺については触れずに行きたいが、私は子育てをしていると、自分の人生の答え合わせをしているような感覚になることがよくある。

多分これは、多くの母親が感じていることではないかと思う。

ただ、よく「自分が子育てをしてみて、親のありがたみがわかった」みたいな話を聞くが、正直私の場合はそういう感情はほとんどない。

一人暮らしを始めた頃は「色々家事やってもらってたんだな」と、母に対しての感謝の気持ちはあった。それは間違いない。だから一人暮らしは絶対してよかったと思っているし、娘はちょっと心配なのでわからないけど、息子は絶対大学生くらいになったら家から出ていってもらおうと思っている。

ただ、それ以外の部分というか、自分が自分の子どもを育てながら思うのは、「あれ?私こんなことしてもらった記憶ない…」とか「あの時のあの親の発言はないよな…」とか、そんなことの方が多い。

それは私が3人兄妹の末っ子だからというのも大きいと思うし、ここは話しだすと長くなるので今日は割愛するが、はっきり言って父親がだいぶクズだからだと思う。

私が今書いた「父親がクズ」という言葉について「なんて酷いことを言うんだ!」と思った人は、多分とても幸せな家庭で育ったんだと思うし、別にわかって欲しいとも思わないし、基本的に胸糞が悪くなる話しかないのでわかる必要もないと思う。

ただ、そういう人は世の中に結構いるということはわかってほしい。少なくとも私の周りには結構な確率でいわゆる「毒親」持ちの人がいる。彼、彼女らの話を聞く限り、うちの父親といい勝負をするレベルの親は多い。

話が逸れてしまったが、そんなこんなで、私は自分の子育てを、自分の人生の「ここは違ってたと思う」という部分を自分なりの考え方、やり方で修正しながら行っている。

もちろん「ここはこれで正解だった」と思うことは同じように自分の子どもにも行っている。

今日の七五三だってそうだ。

私は、兄と姉は七五三のお祝いをしてもらっているのに、私は一度もしてもらえなかった。7歳の時、周りの女の子たちが七五三のお祝いで着物を着たという話をしていて、そのことを親にも話し、自分も行きたいといったことを話したが、華麗にスルーされて終わった。そのため、私は二十歳の記念に写真館で親友のMちゃんと2人で写真を撮りに行った時まで着物を着ることはなかった。正直そのことは未だに根に持っている。

まぁこれはきょうだいが多い家や末っ子ならあるあるだと思うが、

  • 自分の子どもの頃の写真だけ驚くほど少ない
  • 小さい頃のおもちゃ・服は基本お下がり
  • 自分だけ通わせてもらった習い事の数が少ない
  • 親戚から名前を覚えてもらえない
  • 自由という名の数々の放置

などなど、数えだしたらきりがない。

ただ、そんなのはまだ可愛い方で、私が子供を育て始めてから本当にありえないと思ったのは、父がよく言っていた、

「誰がここまで育ててやったと思っとるんや」

といった発言である。これ系の発言だけは本当に理解ができない。

私はこの先仮に息子や娘が反抗期になって「クソババア」とか暴言を吐かれたとしても、こういった発言を絶対にしない自信がある。

自分が子供を作っといて、被害者のようなこの言いよう。

こんな無責任な言葉をよく恥ずかしげもなく吐けるよな…と今になっても驚くばかりである。

名なしさんの名言

いつのものだかももうわからないが、私にはかつて2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の何かのスレッドの書き込みで、衝撃を受けた言葉がある。

まさに「禿同(死後)」な言葉である。

今ネットで調べても出てこないし、どこの誰の書き込みかはわからないけど、多分毒親的な話題のスレに次の書き込みがあったのを私が見つけたのだ。

そして私は、次の言葉をそっくりそのままコピーして今も大切に保存している。

まともな大人なら「親が悪い」と内省するだろう
子供を大人に育て上げるのが親の務めなのだから

定義は人それぞれで、30や40になっても独り立ちさせられない子育てを終えられない親は沢山いる
私個人の意見としては、子供から「育ててくれてありがとう」と感謝された瞬間じゃなかろうかと考えている
この、子供にとっては辛い時代に産み落とされてもなお親に感謝出来るよう教育が出来たならば
その親はとても優秀で人柄も素晴らしく文句のつけようもないから。
けれど、逆に親を恨んだり悲しませるような育て方をしたならば、その親は失格だったということだ。
被害者ぶることは許されない。一番の被害者はそのような親に育てられた子供だ。
辛い時代に産み落とし、満足に育て上げることも出来なかったなら
死ぬまで面倒をみるのが子供への償いなんじゃなかろうか

それくらいの覚悟をもって子供を作りなさい。
子供を責め叩いている内はまだ子供だよ

もう、なんていうか、完全に…

それな!!

としかいいようのない文章だった。完全に論破している。論破王ひろゆきもびっくりの論破ぶりである。

私は今のところ父の葬式までは実家に帰るつもりはないが、もし何かのタイミングで言えるチャンスがあったらこの文章を父の前で朗読したいと思っている。

ただ、そんなことをしようものなら本気で刺殺されかねないため、命がけで朗読する必要はある。父についてはまたどこかで詳しく書くが、とりあえず私の父というのはそんなヤバい人間なのである。

また例のごとく長くなってしまったが、とにかく私は、この「名無しさんの名言」をいつも頭の片隅に置いて子育てをしている。

なかなかうまくはいかないけれど、私も大人になりたいと願いながら、今日も子どもを育てている。

 

(今日はフジファブリックのTEENAGERを聴きながら書いていました。いいアルバムですね)